その「やりがいのある仕事」は、本当にあなたがやりたいことではない
「やりがいのある仕事です」と、自分たちの仕事を語る人がいる。
人の役に立つ、多くの人が求めているこら、その仕事を通じてやりがいを感じることができるという。
本当にやりがいがあるのなら、なぜもっと仕事が楽しくならないだろう?
誰もやりたくないけど、やりがいのある仕事だから、と言われてもやろうとはしない。
やりがいがあるから、(本当は仕事がキツくてみんな辞めていくけど) あなたも世の中の役に立っていこうよ、という意味くらいに考えた方がいい。
自分以外の誰かに言われて求めるやりがいは、長続きしない。
あなた自身がやろうと決めないと、何をやっても続かないし、その先にあるやりがいなんて見えてこない。
このブログを書いているのも、大切なことを世の中に伝えたい、などという大それたことを考えているわけではない。
仕事のストレスがたまってどうにか発散したいと思って、たまたま選んだのがブログだった、というだけだ。
続けていくうちに、少しずつコメントをいただけるようになって、辞めたくなっても、もう少しやってみようという気持ちでやっているのだ。
もしあなたが、最初から誰かのためにブログをやっていたら、自分のスキルのなさや知識のなさに自信をなくして、きっと辞めてしまっている。
やりがいを求めているうちは、本当にやりたいことなんて、一つもできていない。
やりたいことなんて、誰に何を言われなくてもその場でできる。
あなたは、一人で好きなことを好きなだけやればいい。
誰にも会わずに、家で本を読んでいればいい。
それに飽きたら、また次のやりたいことをやればいい。
自分のストレスを他人にぶつけるのは簡単だけど、その先に得られるものは何もない。
むしろ、周りからは協調性のないやつだとか、非常識なやつだと言われたり、仲間外れにされるだろう。
それでも気にせずに、やりたいことを続けていけばいい。
自分から何もしないと、将来の仲間やファンに出会うこともなくなるのだ。
いま周りに、あなたのことを丸め込もうとする人がいたら、むしろラッキーだ。
その日生きていくための仕事を持ってきてくれて、なおかつ自分の好きなことをやり始めるきっかけをくれるからだ。
言われたことをやっていても、魂までは奪われないようにしよう。
何か言われて、頭にくるくらいがちょうどいい。
そのエネルギーを発散するために、やりたいことをやればいいのだ。
【やってみよう】
いまの環境に感謝して、さっさとやりたいことをやろう。
いまからやりたいことをやり始めよう
少しでも生きていて違和感を感じているなら、間違った方向に進んでいる。
朝起きて仕事があることに胸さわぎを感じるなら、その仕事が好きではない。
一緒にいて楽しくない人は、あなたと合わない人だ。
かといって、すぐに会社を辞めないことだ。
いま仕事を辞めたら、嫌いな仕事や人と嫌でも付き合わなければならないからだ。
あなたの感じる違和感を放っておいても、自然になくなることはない。
仕事が面白くないなら、その合間に楽しいことをやってみればいい。
仕事をしていれば、すぐに大金はたいて会社を立ち上げることもないから、お金もかけられるし、時間はとれる。
その合間の時間も取れないようなら、それを仕事にしようなんて思わないことだ。
仕事をしながら生活費を稼いで、あなたの実力を独りで磨いていくのだ。
いまの実力でできることをやってみればいい。
自分がいつのまにか、ブログの収益化をしようとなってるようなら、すっかり目的を見失っている。
練習して力をつけること。
仕事で感じた気づきや感謝を伝えること。
それを毎日やっていくことだ。
【やってみよう】
仕事の合間に、楽しいことをやってみよう。
やりたくないことほど、休日の朝一で仕上げてしまおう
せっかくの休みだから、ゆっくりと朝寝坊したり趣味を楽しみたいという人がいる。
前日にやり残した仕事があると、せっかくの休みも台無しになってしまう。
そうならないためには、いちばん気分が充実している、休みの朝一でやり残した仕事を片付けてしまうのだ。
いつまでもやらないでいると、休みの間もずっと「やらなきゃ」「次行った時に上司に怒られる」という恐怖にかられて過ごすことになり、まったくリラックスできなくなる。
前日の夜は残業せずに、きちんと片付けをして帰る。
そして、次の日の朝にやり残した仕事に取りかかる。
一日のうちでいちばん集中できるのが朝の時間だ。
しかも、休日ならいちばんリラックスして過ごせる日だ。
そのもっとも集中できる時間が、休日の朝一というわけだ。
ここで、仕事を片付けてしまえば、あなたは心から休日を楽しく過ごせる。
好きなことを存分にしてもいい。
大切な人とデートに出かけてもいい。
やりたくないことは、ズルズルと後回しにしないことだ。
午前中に片付けてしまえば、あとは自由時間だ。
溜まっていた家事や部屋の掃除をしたり、外に出て運動する時間もたっぷりある。
そうゆう試みがうまくいけば、あなたの習慣にしてしまうことだ。
面倒な調べ物も、この時間なら頭が働いてスッキリこなせる。
どうしてもそれだけに集中できないときは、自分へのご褒美を用意することだ。
一つ進んだら、好きな本を読んでいい。
一つ終わったら、大好きなお菓子を食べていい。
早く終わらせて、ご褒美をもらえるようにモチベーションを上げてあげるのだ。
つまらなくてやりたくないことでも、あなたの工夫次第で楽しいイベントにすることができる。
【やってみよう】
休日の朝一にやりたくないことをやってみよう。
インプットを減らすほど、アウトプットしながら知識を増やせる
以前は、インプットとして、本を読んだり内容をまとめているうちに、一日が終わってしまうことがあった。
時間がかかる割には、あまり頭に入っていないように感じたので、思い切ってインプットの時間を減らしてみた。
代わりにブログを始めたことで、アウトプットの時間が増えた。
そうすると、不思議なことに今まで勉強してきたことがアイデアとして次々と出てくるようになった。例えば、こんな内容だ。
- 調子が出ないときのメンタルの保ち方
- マーケティングの手法を応用したアイデアの出し方
- お手本を書き写すトレーニング
- 知りたい情報をすぐにまとめる整理術
- 1冊3分で内容を復習できるノート術
- 本の課題にすぐに取り組んで仕事に活かす方法
すべて本や仕事を通じた経験からあみだしたものだ。
最初はいろいろ勉強しているだけで、それを活かす方法がわからない。
次第に、仕事で結果が出せるようになって、その理由を掘り起こすためにアウトプットをするようになった。
思った以上に、人の頭の中には知識や経験が蓄積されているのだ。
それを手や口を使って、アウトプットするだけでも相当な知識量になる。
何度も繰り返していくうちに、頭の整理になるし人に伝えるスキルも身につく。
同じ内容の話をしていても、以前と伝え方や見方が変わっていることに気づく。
その上でインプットしていくと、すぐにアウトプットできるようになる。
インプットはなるべく短時間に、それ以上にアウトプットの時間に費やすことが重要だと気づけば、書くことや話すことがさらに楽しくなる。
結果が出ていないのは、あなたの理解力が低いとか、能力がないのではない。
自分の頭の中の情報を整理する、人に伝えるトレーニングをしていないだけだ。
時間をかけて訓練すれば、誰でもできるようになることだ。
すでに自分で興味を持って調べたり、学んだことをもう一度意識すればいいだけだ。
何度も繰り返すうちに、無意識にいつでも状況に応じて取り出せるようになる。
最初は、うまくできなくても構わない。
自分のために、とにかく量をこなすことだ。
ブログ記事を一年で800書いてみるとか、2万字の文章を二日で書けるようになるなど、少しやりがいのある挑戦をしてみるといい。
目標を達成している自分を想像しながらやってみると、それだけで書くことへのモチベーションも上がる。
目的を持って量をこなせば、自然と上達していく。
そうすれば、できるかどうか悩む時間もないくらい、書くこと・伝えることに没頭できる。
下手にやる気を上げたり、気分転換をするよりもずっと長続きするし、やっていてどんどん楽しくなっていく。
【やってみよう】
調べたり考えたりする時間を減らして、書く・話す時間を増やしてみよう。
経験がないなら、今から作ればいい。
「経験がないからできません」という人がいる。
そう言っている人に限って、いつまでたっても経験がないことを言い訳にしている。
経験がないというのは、「興味がないのでやる気がありません」と同じ意味だ。
興味があって一度でもやっていたら、あなたにとってそれ自体が十分な経験なのだ。
経験がないからできないことなんて、ほんの一握りの特殊な仕事でもない限り、そうはない。
本を読めばやり方が書いてあるから、それをやってみれば一つ経験することができる。
やったことがないから、興味が湧いてくる。
できないのではなく、やらないだけだ。
それなら、もうすでにやっていることに目を向けてもっと経験を積み重ねていけばいい。
いまやっている仕事を突きつめた方が、よっぽど収入アップにつながる。
嫌なことがあったり、もう辞めたいと思うくらい追い詰められたら、いい経験ができたと思って、次の道に進めばいい。
人に話せる経験は、意外にたくさんある。
自分では大したことないことでも、ほかの人からしたら新鮮な情報にみえる。
もっとあなたの経験を堂々と人に話せばいいのだ。
興味があるものは、人それぞれ違うのだ。
自分のことになると、そんな当たり前のことにも気づかなくなる。
あなたの経験に興味をもつ人は、必ず出てくる。
新しいことをほんの少しでも学べば、自信をもって人に伝えればいい。
経験を行動に移すことで、あなたの強みに変わる。
毎日一つずつ経験が増えていけば、一年で365個も経験できる。
それだけで十分な強みだと思わないだろうか?
【やってみよう】
あなたが一度でも経験したことを、堂々と人に話してみよう。
得意なことではなく、興味があることを専門分野にする
新しい働き方をしようと思ったときに、「いまやっている仕事で独立しなさい」というアドバイスが多くみられるが、その意見はもっと掘り下げて考えるべきだ。
必ずしもいまやっている仕事で、これから10年先もやっていきたいと思っているとは限らないからだ。
中には、まったく違った仕事をしてみたいという人もいる。
もちろん、いまの仕事から得られた経験や知識は貴重なものだ。
その中には、やりたくないことも含まれている。
いまの仕事をそっくりそのままやるのなら、何も独立することはない。
どうせやるなら、自分がやりたいと思っていることを専門分野にしてしまえばいい。
- 今までやっていた経験や知識を必要としている人は誰か?
- やりたくない雑用をやらずに、やりたいことだけをやるにはどうしたらいいか?
- 目標とする収入を短時間で達成して、あとは好きなだけ休むスタイルはどうだろう?
- その間に、勉強したいと思ったことを集中的に学ぶというのはどうだろう?
- そうゆう働き方をしたい人に教えてあげられることは何だろう?
- 毎年違った働き方をしてみてはどうだろう?
決まったことをただこなすのではなく、どうせならまだやったことはないけどこれから実現させたいことをやってみたい。
ベースになるのは、あなた自身の体験だ。
実際にやってみれば、失敗もたくさんする。
それも、これからやってみたいという人にとっては、貴重な情報になるのだ。
一つの収入源、一つの取引先だけでなく、自分が興味がある方法を組み合わせてやってみれば、あなた独自の専門分野が出来上がる。
新しいことをゼロから作るよりも、いまあるものをどうやって組み合わせていくかを考えてみる。
あれもこれも取り入れてみればいい。
自分がまったく知らなかった業界では、常識になっている方法を取り入れたら収入が劇的に上がる可能性だってあるのだ。
いくら知識として頭にあっても、たった一つの行動にはかなわない。
どんなにシミュレーションしてもどうせ失敗するから、今すぐできることからやってみた方がいい。
やっていくうちに、だんだんとやりたいことがわかってくるからもっと楽しくなる。
続けていくことを目的にするのではなくて、楽しんでやっていくうちに気がついたら続いていたくらいの気持ちでいいのだ。
できるかどうか悩んでいるだけよりも、やりながらうまくいかない方がずっと楽しい。
いま失敗したって、大したダメージにもならない。
いまの経験が、いずれ失敗が許されないくらい大きな案件に挑戦するときの土台になるのだ。
【やってみよう】
興味があることを今からどんどんやってみよう。
自分で自分を批判することで、受け入れられるアイデアが出てくる
忙しい中、あなたが考えついたアイデアには、かなりの思い入れがあるはずだ。
もちろん、あなた自身のためならそれでかまわない。
もし、お金を稼いだり、ほかの人に読んでもらいたいのであれば、自分のアイデアを徹底的に批判してみることが必要だ。
あなたの考えに賛成してくれる人だけでなく、反対だという人もいる。
その人があなたのブログを読んだ時、「なるほど、そうゆう考えもあるのか」と思えるような内容であれば、その人にとって新しい気づきを提供できたことになる。
ほとんどの人が、自分の書いたブログを批判的な目で見返すことはない。
仕事でさんざんうるさく言われてるから、せめてブログでは好きなように書きたいと思うからだ。
ただ、書きたいように思いついたことだけを書いていると、やがて行き詰まる。
あなた自身が成長しないから、続けていくことがつらくなるからだ。
成長するきっかけは、嫌なことがあったり、苦しい時に起こるものだ。
いまの仕事が嫌になって、少しでも楽になりたいからブログを書き始めた。
それが、少しずつできるようになって、今度は新しい働き方がしたいと思うようになった。
ブログを書く目的は、あなたの成長とともに変わっていく。
前に書いたブログを読み返してみると、いまと言ってることが違うこともある。
それも含めて、あなたは成長していくのだ。
自分の思っていることを表現できるようになったら、世の中に目を向けてみる。
どうすれば、お金を払ってでもあなたの書いたブログを読みたいと思ってくれるのか?
どうすれば、悩んだいる人がほっとしてくれるような言葉が出せるのか?
どうすれば、理路整然と伝えたい内容が伝えられるのか?
それぞれの悩みを持った人の立場に立って、その解決策を教えてあげるのだ。
いまのあなたが知っている知識や経験の中に、その答えがあればすぐに教えてあげられる。
いまはそれがなければ、自分で調べてものをきちんと整理してから、相手に渡してあげられる。
常に困っている相手がいるから、あなたが書くべきことが見つかる。
自分も一緒になって、問題を解決しようとすれば、あなた自身も成長できる。
今までなら、表現できなかったことも表現できるようになれば、もっと楽しくなる。
自分のアイデアを手放すことまで、実はもっと楽しめるようになるのだ。
【やってみよう】
あなたのアイデアをいったん手放してみよう。悩んでいる人と一緒に問題を解決するスタンスをもってみよう。