「気合いを入れないといけない」仕事は、そもそもあなたには向いていない
朝出勤する前に、「よし、今日も気合い入れて頑張るぞ」と自分に言い聞かせてから家を出る日は、帰ってくるとヘトヘトになってしまう。
どうして気合いを入れて行ったのに、うまくいかないのかと悩みに悩んでいた。
気合いを入れなきゃいけないほど大変な仕事をしているわけでもないのに、どうしてこんなにつらいのだろうか?
それは、その仕事や職場の人間関係が、自分にとって向いていないものだったからだ。
もちろん、向いていないからといって、仕事をしなくていいというわけではない。
あなたが会社員という立場で仕事をしている限り、誰かの下について働いている。
上の人からの指示や会社の方針によって、あなたの仕事が決定されている。
だから、あなたの意志とは関係なしに物事が進んでいくのが当たり前なのだ。
それを理解しないで、「自分らしく生きよう」「自分のやりやすいように仕事を進めよう」と考えるから失敗してしまう。
与えられた中でどうやって進めていくか、嫌な人とどうやって付き合っていくかを、あなたの中で明確にしていかないと、容赦なく仕事や人間関係があなたの意志を奪っていくのだ。
どうしていきたいかは、あなたが好きに決められる。
組織の中で、自分の役割を果たすことが使命だという人もいる。
自分のやりたいこと、好きなことをやりたいから、独立して生きていくという人もいる。
どんな選択をしても、あなたの人生なのだ。
たとえ、あなたが独立しても、いまやっている「向いていない」仕事はどこまでもつきまとう。
与えられた仕事をこなしているうちは、自分のことだけを考えればよかった。
一から仕事をつくるのは、自分だけでなく周りの人との関係にも目を向けないといけない。
それそれが自分のことに目を向けて仕事をしていれば、当然あなたと意見が食い違う人たちと一緒に仕事をすることになる。
だから仕事が忙しくなるし、自分の思い通りにいかないからつまらなくなるのだ。
それなら、どうすればいいのか?
- 今の仕事をやめて独立すれば問題は解決するのか?
- それとも、今の仕事を続けていけばうまくいくようになるのか?
- もしくは、もっといい方法があるのか?
仕事の忙しさに負けて、具体的な方法を考えることを放棄してしまう。
明日も同じ一日の繰り返しだと思うと、ゆううつな気分になってしまった。
ただ、悩んでいるだけでは何も解決しない、という当たり前なことに気づくまでに何年も経ってしまう。
現状維持では希望がもてない。
独立して新しいことをやる勇気がない。
ただ、気合いをいれて乗りきれるような、簡単な話ではない。
ほんの少しでもいいから、今の状況を変えてみることだ。
- 毎日苦しいと思っているなら、苦しい心情を文章で書いてみる。
- 普段使っている言葉を、いい言葉に変えてみる。
- いつもより睡眠時間をとって、心も体もリラックスする。
- 読んだことがなかった本を読んで、新しい働き方を考えてみる。
どれも何年も悩み続ける必要はない。
ほんの少しの空き時間にできることばかりだ。
今のあなたから、一歩でもいい方向に進んでいくように行動してみればいい。
新しい見方ができるようになると、いまの仕事が本当に自分に向いてるかどうかわかる。
新しい働き方がイメージできたら、それがいまの環境でできることなのか、そうでないのかが初めてわかる。
あなたのたった一つの行動は、どんなに膨大な知識もかなわない。
【やってみよう】
今すぐできる小さな行動を1つだけやってみよう。