自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

行動して信頼を勝ち取る人・行動せず信頼をなくす人

 上司から出される課題をつい先延ばしにしてしまったり、あとでやろうと思っていた雑用を忘れたまま家に帰ってしまうことがある。あなたにとってはどうでもいいことでも、上司にとっては小さなことでも信頼して任せた事。それを守らないのは、信頼を失う行為といっていい。

 人から信頼を得られない人は、小さな約束を守れない。『やります!』といったのにやらないのは、その人との約束を軽くみているのだ。そんな人にもっと大きな責任のある仕事を任せようとは思わないだろう。

 また、そうゆう人は大抵行動しない。たくさんの知識を知っているし、人脈もある。けれど、まだ何も始めていないし、もう少しわかるようになってから、準備ができてからやろうと思っている、と言い訳ばかりしている。

 そうしているうちに、また別の言い訳が出てくる。時間がない、家族との時間がある、今は景気が悪いから、歳だから、結局何もしないまま人生を終えてしまうのだ。

 一方、信頼される人は、とにかく決断が早い。小さな約束も、すぐにスマホのスケジュールアプリを開いて、予定を押さえてお店を予約してしまう。

 進めていたプロジェクトが万が一中止になってしまった場合に備えて、別のプランをすぐに用意できる。結論から先に話すので、話がわかりやすくどう行動すればいいのかが明確である。

 たった一つの違いが行動することだ。やると決めたらやる。どんなに小さなことでも素早く工夫してやってみる。それは信頼して任せてくれた上司に対しての行動がその先の人生を左右する覚悟で取り組むのだ。