自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

きれいさっぱり、どうでもいい人から自由になろう

どうでもいい人のために、あなたの貴重な時間が奪われている

 あなたには、職場に嫌な同僚や上司がいるだろうか? いないはずがないだろう。そんな人のために、貴重な時間を頭の中で埋め尽くしておく必要はない。

 その人に何を言われても気にしなくていい。もちろん、必要なことは伝える。でも、あなたが心配することはない。相性がよくないだけだ。それよりも、あなたがもっと貢献したい人のために時間を使った方がいい。相手もこれ以上嫌な思いをしなくて済む。

今、大事なことだけに集中する

 嫌な人に言われたことでいつまでも悩むのはやめよう。それよりも、今あなたにとって必要なことがあるはずだ。それがわからなければ、今すぐそれを決めて取り組もう。

 忙しすぎて何が大事かわからない? だったら、仕事をしすぎて疲れているのだ。世の中に大事なものなんてほとんどない。色々やっているけど、対して成果が出ない、楽しくないと感じるのはそのためだ。

 上司から仕事のミスを追求されて、せっかくの休みが台無しになったことが何度もあった。同僚にひどいことを言われて、つい周りの人に文句を言ってしまったこともあった。けど、そんなことをしても何も解決しない。

 今必要なのは、そんなことに時間を使うことじゃない。心を落ち着かせて、本当に大事なことに集中することだ。そうすれば、嫌な人のことはさっさと忘れられる。

 嫌な人の話は一切しないと決める

 まずは、その人の話を一切しないと決める。プライベートでも一切しないこと。頭にくるのはわかる。しかし、それを人に話してもその場は満足するかもしれないが、根本的な解決にはならない。だったら、最初から話すことをやめるのだ。

 つい話したくなっても我慢できたら、それを自分で褒めてあげよう。手帳に書いてもいい。そうやって感情をコントロールできた自分を認めることだ。それができるたびに、自信がついてくる。次第に、その人のことも忘れられるようになる。

 最後に本当にやるべきことが見えてくる

 一つ成功したら、今度は色々なことに応用してみよう。今やっている仕事をやめてみる。たくさんある本の中から一冊だけ選んで徹底的に勉強してみる。なんとなく付きあいがある程度の人と連絡するのをやめる。

 そうして、一つずつ進めていくうちに、あなたにとって本当に大事なものだけが残る。多くの選択肢を検討してきたおかげで、それらに惑わされることもなくなる。最後に残ったことに、自分の時間と労力を集中させるのだ。そうすれば、今まで以上に簡単に、しかも成果が出やすくなるはずだ。