自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

あなたの仕事が進まないのは、うまくなりたくないからだ。

三ヶ月ではてなブログ180記事近く書いているのに、仕事で命じられたブログ記事一本がまったく書けない。

正確には、先月一度アップしたが、「内容がまったく伝わってこない」「もっと考えてから、書き直して」と言われてから、忙しさにかまけてズルズル時間だけがたってしまったのだ。

しかも、まったく知らない分野ではなく、自分が本業にしている仕事の内容なのに、だ。

なぜ書けないのか、自分でも原因はわかっている。

この記事の内容に、まったくと言っていいほど興味がわかないからだ。

興味がわかない記事を書いていることは、本当に苦痛を伴う作業だ。

もう10年近く業界にいるにも関わらず、その内容について掘り下げて考えてこなかった自分に愕然としてしまった。

それでも、仕事だから、生活のためだと割り切ってこなしてきた。

いくら大切なことだといわれても、自分自身が真剣に向き合わなければ何年やっても進歩しないのだ。

何度も調べて、何度書き直しても、内容が頭に入ってこないのだ。

業界の情報は常に進歩している。

それに対して、自分の知識や経験をアップデートしていく人だけが生き残れるのだ。

自分のアップデートが、お客様の利益につながると信じている人だけが、お客様から支持されてやりがいを感じられるようになるのだ。

根本的にやりたくないことをやっていれば、そのうち行き詰まる。

これから新しいスタッフがやる気満々で入ってくれば、いずれあなたは追い抜かれる。

今からやりがいを見つけて、それが好きになるのか?

そうはならない。

あなたが本当に好きなこと、やりたいことは別のところにあるからだ。

自分が思っていることを思う存分表現したい。

誰にも指図されずに、自分がやりやすい快適な生活を過ごしたい。

愛する人と、もっと一緒に過ごしたい。

そうゆう心の内面にある気持ちを無視して、仕事にやりがいを求めること自体が間違っているのだ。

そうゆう気持ちでいると、仕事をしていてもいつもどこか他人行儀になっている。

自分で責任をとる覚悟がないから、嫌なことがあればすぐに挫折してしまう。

気の持ち方をいくら変えても、あなたの根本的なモヤモヤはいつもつきまとうのだ。

ブログを始めたことで、そうゆう内面にある気持ちを言葉にすることで、今の仕事に対する考え方が少しずつだが、理解できるようになった。

この先、どれだけ成果をあげて収入が上がっても、あなたにとっての天職ではないのだ。

だったら、もっとやりたいことを自由にやった方がいい。

あなたがやりたくないことは、どれだけ頑張ってもうまくならない。

ただその場しのぎのテクニックが身につくだけだ。

そんなことに時間を費やしているのが、退屈なのだ。

どんなに面白いゲームも、一度クリアしてしまえば何度やっても面白くなくなる。

面白くなくなったら、飽きてまた新しいゲームをしたくなるのが普通だ。

やりたくないことに使っている時間を、同じ時間だけやりたいことに費やしたらどれだけ大きな成果が得られるだろう?

仕事はあなたがやりたいことをやるための手段でしかない。

やらなきゃいけないことは、めんどくさいから先延ばしにしたい。

下手にうまくなったら、周りのできない人から仕事を頼まれてあなたの時間がなくなる。

それが嫌だから、なるべく頼まれないようにうまくならないようにするのだ。

そこには、自分がうまく仕事を終わらせるために、それ以上仕事をうまくならないという矛盾がある。

やりたくないから先延ばしする、そのために仕事をうまくならないことを選ぶ。

これでは、仕事が進むわけない。

ただ時間が過ぎるのを待っているだけで、自分から何かを生み出す力が身につかない。

長い目でみたら、想像したくなくなるくらい多くの時間と労力を無駄にしてしまう。

その時間をすべてやりたいことに費やしたら、どれだけ楽しい人生になるかはすぐに想像できるはずだ。

長い時間をかけて染みついた習慣はなかなか取れない。

まずは、どんなに小さなことでもいいからやりたいことをやってみることだ。

具体的にいうと、「どんなにやっても一切お金はもらえないけど、それでもやりたいこと」をやればいい。

生活やお金のことを前提において失敗しているなら、それを考えないようにすることが先だ。

 

【やってみよう】

お金が一切もらえなくても、誰からも頼まれなくてもやりたくなることは何か紙に書き出してみよう。