自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

嫌いな仕事ほど続いてしまうワケ

今の仕事が好きか、と聞かれたら正直好きではない。

やりがいがあるかと言われると、そうでもあるし、一方では自分にとってそれほど重要じゃないことだと感じてしまう。

嫌いだけど生活のためだとか、嫌な上司だけど、仕事だから仕方なくやっている方がずっと長く仕事を続けられてしまう。

仕事をするのに、「好き」はまったく関係ない。

むしろ、好きなのに思ったようにできないとか、上司と合わないという理由で、人はあっさり仕事を辞めてしまう。

本当に好きなら、そんなに簡単に辞めないんじゃないか、と考えたときもあったが、いまは「好きだから辞めることを選んだ」のだと考えるようにしている。

社員が本音で話せるような会社は、正直居心地が悪い。

なにをやっても許されてしまうなら、わざわざ一緒に働かなくてもいい。

それぞれの考えや意見があって、ぶつかるからこそ、自分一人では気づかなかったことが見えてきたり、まったく新しい発見があるのだ。

嫌なことを言われたら、誰でも頭にくる。

頭にくるから、自分の考えていることをぶちまけたくなる。

ぶちまけられる人は、自分でやりたいようにできる。

ぶちまけられない人は、ぐっとこらえていまの仕事を続けていく。

好きなことを探してから仕事を辞めようと思っているうちに、嫌いな仕事を続けないと生活できなくなる。

結果として、すぐに辞めて自分のやりたいことをやっている人間をバカにしたり、批判してしまうのだ。

自分もやりたいことをやっている人のことを批判している一人なのだ。

どんなにいいことを書いても、批判されながらチャレンジして失敗を経験した人に比べたら、まったく説得力がない。

やってもないのに、これからやりたいことについて語っても誰も聞きたくないのだ。

それなら、嫌なことをやっているときのイライラをやりたいことにぶつけてみればいい。

そこではじめて、「自分ならこうする」「こんなやり方を試してみよう」という思考につながる。

世の中に出回っている方法を片っ端から試してみても、あなた自身が「なぜそれをやるのか」という理由がなければ、何をやってもうまくいかない。

批判されても、まずは行動する。

下手でもいいから、ブログを書いてみる。

興味がある仕事があれば、副業してみる。

本当にやりたいことをやりたいなら、好きなことを探す前に、なぜやるのかをはっきりさせることだ。

 

【やってみよう】

なぜ、いまの仕事をしているのか理由を人に説明してみよう。