自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

楽しむ前に、まずは成功する

なにか新しいことを始めようと思ったら、すぐにハウツー本に手を出していないだろうか。

そうやって始めたことは、大抵失敗する。

新しいことを始めるには、たくさんの課題がある。

働きながらどうやって時間を作るか。

お金はどれくらい必要なのか。

そもそも何のためにやるのか。

これらのことは、なにをするにしても必ずぶち当たる問題だ。

ブログを書こうと思って、ハウツー本を手にとってみる。

ここはこうした方がいい、こんな表現がいい、ありとあらゆるアドバイスが書かれている。

ハウツー本は、その通りにやれば成功できるというノウハウを提供する本だ。

著者が実際のリサーチや経験に基づいて、誰でも成功できる方法を提供している。

その中で、実際にできる人はほんのひと握りだ。

なぜそうなるのか?

ほとんどの人が、やっていないからだ。

自分で実際にやってみることなく、知識だけは増えていく。

実際に時間をかけてやってみる人は限りなく少ない。

その方が楽しいし、ラクだからだ。

誰でも、楽しいことはしたいけど、めんどくさいことはしたくない。

ましてや、今やっている仕事が忙しい割に楽しくもなんともないから、

手っ取り早く成功したいと思っているのだ。

順序が間違っている。

楽しくないから成功するのではなく、成功するから楽しくなるのだ。

今の仕事が成功すれば、やりがいが出てくるかもしれないし、

やりたくないのであれば、その成功を元に自分にとって本当に楽しめることに取り組むことができる。

まず成功することで、たくさんある選択肢の中から、自分に合ったやり方を選べるのだ。

成功者が書いた成功するためのノウハウを、そのまま真似してやれば高い確率で成功できる。

最初からいいとこ取りで楽しいことばかりやっていても、その本質を理解することは難しい。

まずは、成功者になりきって同じ道を歩いてみることだ。

その過程で、どんな心境でいたのかを想像してみる。

時には、やめたくなるくらい辛いことも経験する。

それも含めて、成功までの道筋を学んでいくのだ。

学んでいくうちに、少しずつできることが増えてくる。

中には、人に感謝されることもある。

自分に自信がついてきて、次第にやっていることが楽しくなってくる。

一気に爆発するような、一時的な楽しさではなく、ジワジワと内面からにじみ出てくるような深い楽しさだ。

波は小さいが、少しずつ成長していく。

すぐに成果が出なかったとしても、周りから評価されなくても、簡単には消えない。

そのような環境に身を置いていると、少し成功しても油断しなくなる。

油断していたら、またあの頃の自分に戻ることを想像すると、一切妥協を許さなくなっていくのだ。

周りからみれば、もっと肩の力を抜いて楽に生きればいいのに、と思われるかもしれない。

やっている本人は、それをやるのが当たり前なことだから、つらくて辞めたいという気持ちにはならない。

積み上げてきたものがあれば、あとはどんな選択をしても楽しめる。

周りの意見が聞こえなくなったら、好きなようにやっている証拠だ。

 

【やってみよう】

あなたが興味のある分野で、成功した人を見つけて真似しよう。