自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

言い訳から入らない

 できない人は言い訳から入り、言い訳で終わるから、上司やお客様から信用されない。

 できるかどうかわからないと伝える前に、先に自分で調べられることはすべて調べる、人に聞く、自分なりの方法をいくつも考えるなど、やるべきことは山ほどあるのだ。

 もちろん、すべてを一気にやることはできない。

 その中でもっとも優先順位が高いものから順番に試していくのだ。

 最初は百点満点中五点かもしれないが、最短で始めて五点なら上出来だ。

 始めてしまえば、十点、二十点と加点していくのが簡単だからだ。

 あなたが初めに必要なのは、今あるもので限られた時間の中で形にすることなのだ。

 言い訳から入る人は、完璧主義だからせめて九十点以上にならないと行動に移せない。

 しかし、その準備が整うことはない。

 なぜなら、求められるものは刻一刻と変わるものだからだ。

 あなたが出す頃には、すでに他の人が成果を出してしまっている。

 成果を出したければ、いますぐ言い訳をやめてできる事をすぐに始まるのだ。

 

努力は当たり前にできるやつになれ

 努力しますと人に宣言している人は、もっと恥ずかしいと思った方がいい。

 なぜなら、「自分はまだ努力していませんが、そのうちするつもりです」と言っているようなものだからだ。

 そうゆう人に限って、ちゃんと仕事をしている人の時間を平気で浪費しているのに、何の行動も起こさないのだ。

 本当に結果を出している人は、そんなことを宣言している暇もないくらいやりたいことがたくさんある。

 他の人から見れば忙しそうに見えるが、実はやればやるほどワクワクしてくるから、やめる方が難しいくらい没頭しているのだ。

 そんな人からみたら、努力しますと宣言している人は、やりたいこともなくやるべきこともやらない中途半端なやつにしか見えないのだ。

 そんな人は誰にも相手にされない。

 もし人から尊敬されたければ、今すぐなにかに没頭して、圧倒的な実績をつくればいい。

 自分が誰かに話すことなく、話をさせてくれと向こうから勝手によってくるからだ。

 あなたは本当に話したい人とだけ話せばいい。

 

 

 

静かに成長する

 好きなことをしているときは、周りに言いふらしたりアピールする必要がない。

 それをやることが呼吸するのと同じくらい当たり前なことだから、誰の目も気にする必要がないのだ。

 そんな風にやっていることを評価してくれてファンになってくれる人はそう多くないだろう。

 だが、たった一人でもファンになってくれる人がいれば、今度はその人のために役に立ちたいと思うようになる。

 自分がただ好きでやってきたことが、結果としてその人のためになっている。

 それこそ真の喜びなのだ。

 最初からそうゆう人がいなければ、まずはあなた自身や身近な一人の人に向けてやってみればいい。

 目の前の一人のために頑張らなければ、これから多くの人を喜ばせて成功していくことなどできないのだ。

 

失敗するから成長する

 失敗を避けていると、いつまでも成長できない。

 逆に、失敗を受け入れて次につながれば、自信と成長が手に入る。

 間違えることを恐れる人は、自分の責任から目を背けて人のせいにする。

 結果として、何度も同じ間違いを繰り返す。

 反省していない態度が伝わって、周囲の人を不快にさせるのだ。

 そもそも、間違えることを覚悟で行動しなければ、失敗すらできない。

 行動した結果、それがうまくいかなかったのなら、修正してすぐにやり直せばいい。

 そうゆう姿勢を持っている人は、周りがきちんと評価してくれる。

 何度でも立ち直って成長しようとする人にチャンスはやってくるのだ。

 

即アウトプットの習慣を身につける

 せっかくいい本を読んでも、一時間後には半分以上忘れている。

 また何度も読み返しても、そのままにしていては一向に身につかない。

 ではどうすれば内容が頭に入るのか?

 読んですぐにアウトプットすることだ。

 あとでまとめてではなく、一つ学んだらすぐに手帳に書く、ブログに書くようにする。

 頭の中に入っているうちに、自分の感じたことを付けくわえて記録するのだ。

 いろいろな知識はもっているのに、文章が書けなかったり、うまく話せないのは、圧倒的にアウトプットが少ないのだ。

 学んだ知識や技術は、常に相手のために提供するものだ。

 ただ覚えたことを言うのではなく、相手の立場によって適切なものをその場で出す必要がある。

 だから、日頃から学んだら即アウトプットの習慣を身につけることだ。

自分のハードルを上げる

 自分には最初からできないと思っていたらできない。

 逆に、自分はどうせできると信じていたら、たいていのことができるようになる。

 できない自分を作れば、ハードルを高く上げなくてすむ。

 いつまでも現状維持をしていれば満足で、目の前の仕事や人間関係と苦しい思いをして向き合う必要がないからだ。

 逆に、自分にはできると信じてやれば、できることがどんどん増えていく。

と同時に、さらなる困難や面倒な作業も、次から次へと増えていく。

 けれど、そのどれもが目の前のことに向き合って取り組んでいくうちに、自然と乗り越えられるものなのだ。

 ハードルが高ければ高いほど、いままで考えたこともないような魅力的な世界が待っている。

 そんな世界を見ないうちに、現状維持で満足するのはもったいない。

 周りからみたら、地味で苦しいものばかりかもしれない。

 しかし、周りのいうことは気にしないで、とにかくやってみることだ。

 やらないで後で後悔するより、やって失敗した方がずっといい。

 

忙しいことに満足しない

 仕事が忙しいことを自慢する人がいるが、たいていそうゆう人は仕事ができない。

 その仕事が本当に価値のあるものなら、忙しさを人に言いふらす前に、独りで没頭しているはずだ。

 片付けなければいけない雑用や相手にしたくないお客の対応に追われているのは、誰でもできる。

 忙しいということは、それに対してよく考えたり工夫することがなくなることだ。

 仕方なくやっている仕事はさっさと片づけて自分の楽しいことをすればいい。

 仕事のスピードも上がるし、楽しいことをすることで、気持ちに余裕も出てくる。

 結果として、自分がやりたいことを仕事にするにはどうすればいいのか、そのために必要なことは何かを見定めて、日々の生活を送るのだ。