自分を犠牲にしない生き方

「より少なく、しかしより良く」

あなたは、やりたいことをもうやっている

なにかを続けていると、急に気持ちが冷めてしまう瞬間がある。

「なんでこんなことやってるんだろう」とその意味を考えてしまうからだ。

考えることは大切だ。

あくまで、やりながら手を動かしながら、もっとよくするにはどうすればいいか考える。

途中で、やっている意味がわからなくなるのは、あなたが本当にやりたいことじゃないと気づいたからだ。

そこでやめても誰も困らない。

これ以上やっても、あなたのためにならなければやめてしまえばいい。

あなたが重要だと思っていることは、実はそこまで大切なことではない。

試しに、いまやっていることをかたっぱしからやめてみたらいい。

残るのは、特に考えることもなくいつもやっていることだったり、

気がついたらついやってしまうことのはずだ。

まずはやってみて、考えこんでしまったらやめる。

10やってみたら、1残れば上出来だ。

100やってみたら、10残ればいい。

いちばんよくないのは、やる前からこれは重要かどうか考えてしまうことだ。

長い目でみれば、最初にやることを絞るのがいいのかもしれない。

働きながら時間をつくるには、とにかくやってみた方がいい。

忙しくて疲れているときでも、やってしまうことがあれば、それが将来あなたにとって大きな武器になる。

つい、Yahoo!ニュースを見てしまう。

気に入った言葉を手帳に書いてしまう。

体を動かしていないと落ち着かない。

なんでもいいのだ。

それが将来役にたつかどうかは、いまは考えなくていい。

すでに、あなたがやっていることだけに目を向けてみる。

周りからみたら、無駄なことに見えるかもしれない。

あなたにとっては、呼吸するのと同じくらいやるのが普通だから、楽々やってしまうのだ。

あなたが何気なくできることが、ほかの人もできることとは限らない。

いま、なにをやっていると心が落ち着くのか、自分の内面に目を向けてみればいい。

忙しい人からしたら、あなたが誰に言われることもなく、淡々となにかをやり続けている姿勢に惹かれるのだ。

まずは、自分が楽にできることをやり続けること。

そのうち、少しずつ共感してくれる人が出てくる。

何度も言うが、やったことすべてが大事なことではない。

興味を持ってくれた人が、必ずしもあなたのことを知りたいとは限らない。

ブログの読者になったからと言って、その人のブログを毎日チェックしてはいない。

自分も読者を増やしたい、だから自分が相手の読者になることを考えている人はたくさんいるからだ。

最初は読者に気に入られようとして書くよりも、自分が伝えたいことから始めた方がいい。

まずは書きたいことを書いてみる。

簡単なことから始めて、少しずつ表現を増やしていく。

毎日続けていれば、必ず力はついてくる。

最初は一行も書けなかったのが、100字書けるようになった。

1000字書くのに二日かかったのが、何度か書いたら、朝の30分で書けるようになった。

まずは、自分自身の成長を実感する。

そのあと、共感してくれる人が一人でもいたら、今度はその人のために書いてみればいい。

その時初めて、蓄えてきた力が発揮される。

自分はこう思う、という意見を相手に伝えられるようにするためのスキルと言っていい。

うまい表現を探すのは、その時からで十分だと。

そんな表現だけを集めても、あなたの意見がなければ、書いているあなた自身がつまらないと感じてしまう。

残念なことに、そうやってうわべだけの表現をしていても、自分の実力が身につくことはないのだ。

 

【やってみよう】

自分がふだんからやっていることを紙に書いてみよう。