得意なことではなく、興味があることを専門分野にする
新しい働き方をしようと思ったときに、「いまやっている仕事で独立しなさい」というアドバイスが多くみられるが、その意見はもっと掘り下げて考えるべきだ。
必ずしもいまやっている仕事で、これから10年先もやっていきたいと思っているとは限らないからだ。
中には、まったく違った仕事をしてみたいという人もいる。
もちろん、いまの仕事から得られた経験や知識は貴重なものだ。
その中には、やりたくないことも含まれている。
いまの仕事をそっくりそのままやるのなら、何も独立することはない。
どうせやるなら、自分がやりたいと思っていることを専門分野にしてしまえばいい。
- 今までやっていた経験や知識を必要としている人は誰か?
- やりたくない雑用をやらずに、やりたいことだけをやるにはどうしたらいいか?
- 目標とする収入を短時間で達成して、あとは好きなだけ休むスタイルはどうだろう?
- その間に、勉強したいと思ったことを集中的に学ぶというのはどうだろう?
- そうゆう働き方をしたい人に教えてあげられることは何だろう?
- 毎年違った働き方をしてみてはどうだろう?
決まったことをただこなすのではなく、どうせならまだやったことはないけどこれから実現させたいことをやってみたい。
ベースになるのは、あなた自身の体験だ。
実際にやってみれば、失敗もたくさんする。
それも、これからやってみたいという人にとっては、貴重な情報になるのだ。
一つの収入源、一つの取引先だけでなく、自分が興味がある方法を組み合わせてやってみれば、あなた独自の専門分野が出来上がる。
新しいことをゼロから作るよりも、いまあるものをどうやって組み合わせていくかを考えてみる。
あれもこれも取り入れてみればいい。
自分がまったく知らなかった業界では、常識になっている方法を取り入れたら収入が劇的に上がる可能性だってあるのだ。
いくら知識として頭にあっても、たった一つの行動にはかなわない。
どんなにシミュレーションしてもどうせ失敗するから、今すぐできることからやってみた方がいい。
やっていくうちに、だんだんとやりたいことがわかってくるからもっと楽しくなる。
続けていくことを目的にするのではなくて、楽しんでやっていくうちに気がついたら続いていたくらいの気持ちでいいのだ。
できるかどうか悩んでいるだけよりも、やりながらうまくいかない方がずっと楽しい。
いま失敗したって、大したダメージにもならない。
いまの経験が、いずれ失敗が許されないくらい大きな案件に挑戦するときの土台になるのだ。
【やってみよう】
興味があることを今からどんどんやってみよう。