断れば、うまくいくワケ
自分がやりたくないと思ったら、きっぱり「ノー」と言っていい。
あなたの時間は、あなたのものであって、他の誰からも奪われるものではない。
だから、あなたの時間を平気で奪おうとする人には、はっきり「ノー」といわなければないのだ。
不思議なことに、「ノー」と言ってみたら、意外とあっさり受け入れられてしまう。
むしろ、今まで言われるがままに「イエス」と答えてきたあなたが、急に「ノー」と言い出すと、周りから評価される。
周りの人は、ただ言われたことをやってほしいんじゃなくて、あなたの考えやアイデアが知りたいのだ。
聞いている相手も実はよくわかっていないけど、あなただったらいい考えを教えてくれるんじゃないかと、実は期待しているのだ。
もちろん、ただ「ノー」というだけでは不親切だ。なぜ、どうして、「ノー」と言うのか伝えなければいけない。
『自分のことを頼ってくれるのは嬉しい。けど、いまどうしてもやらなければいけないことがある。あなたに迷惑がかかるといけないので、またの機会にしてほしい』と伝えるのだ。
あなたの基準がはっきりしていて、相手への気遣いができれば、その仕事はやらなくても、あなたの評価はぐんぐん上がっていく。
そうすれば、あなたは本当にやりたいことをできるようになる。
やりたくないから断るのではなく、本当にやりたいことをやるために、それ以外のことを断るのだ。