やらないことを決める理由
新しいアイデアが思い浮かぶと、そこから次々と新しいアイデアが思い浮かぶようになる。
そうすると、また必要な別の知識を集めてアイデアを深めていこうとする。
しかし、それでは成功することはできない。
大切なことは、お客に価値を提供するための行動だ。
新しい知識を得ることが目的となっていたら、肝心な行動に移るまでがやたらと長いのだ。
時間が経てば、また別のアイデアが浮かんでくる。そうすると、いままで調べていた知識はまた隅に置かれてしまうのが問題なのだ。
だから、成功するにはまず、足りない知識を集める習慣を捨てることだ。
わからないことを納得いくまで調べるのは、スピードが求められるビジネスの世界では致命的なのだ。
むしろ、あなたに必要なのは、お客が抱えている問題を、適切なタイミングで適切な解決策を提供することだ。
インターネットが普及して、誰でも簡単に知識を得られるようになった。
しかし、逆に解決策が多すぎる、何を自分に何があっているかわからない。
知識が多すぎることで、逆に迷いは深まってしまい、行動することができなくなるのだ。
まずは、あなたの方からそういう習慣を捨てることだ。
不完全な知識のままでも、まずは行動に移すことだ。
とにかく今ある知識や経験をもとに始めるのだ。
やっていくうちに、本当に必要な知識をすぐに調べてアップデートしていけばいい。
最初からやることを増やしてはいけない。逆にやらないことを決めて、とにかく行動に移すことだ。